2010年11月15日

フェイルセーフは必要だ

きつねでございます。

久しぶりにやってしまいました。orz

HK416のショートストックが来た時に、「ネジ止めか、なんかヤバイな」とは思っていたのですが、それが物の見事に的中しました。
こういう事だけは高い確率で的中するんですよね・・・。
このストック、バッテリーコネクタへのアクセスが非常い悪いのです。

どうするかね?
と、事は考えてはいた物の、まぁ、石の数を増やしておけば、そう簡単には逝かないだろう。(絶対に大丈夫だという事ではない)と考えていたわけです。

そう、何も問題が無ければですが・・・。
一番最初にオカシイと思ったのは、レンジで試射している時。
セミで10発くらい打っていると、グリップが熱を持ってきます。
その後、適当に、フルとセミを100発くらい撃った後でしょうか・・・。
セレクターをセミにして撃とうとしたところ、弾が出ません。
モーターは動こうとしているのですが、ピストンを引ききれない様子。
何処か噛んだか?と思い、暫ら放置した後でセミで引くと、動きました。
一旦引き上げ、その後にまたレンジに移動してまた試射していると・・・また出ません。
モーターグリップがカンカンに熱くなっています。まだ100発くらいしか撃ってないのですが・・・。
どうやら熱ダレしてモーターのトルクが足りなくなり、引けなっている様です。

#ここで異常に気が付いていればよかったのかもしれない。


さて、プチ耐久になった時に事件が起こりました。

そんなに連続稼動が出来る状態じゃない銃な訳ですが、そんなのは状況が許してくれない場合があります。
例の如く、最前線のバリケに張り付いて、ウザイ連中数人を相手にしている最中に起こりました。
加熱するグリップ、集中してくる敵の火力。出てきてくれない見方orz。
下手に下がって、自分のいるバリケが取られるとまた押し戻されるから下がれない。
一体オイラにどうしろとw

ヤバイ、モーターが焼け死ぬかも知れない。

そんな事が頭をよぎったわけですが、死んだのはモーターじゃなかった。

先に逝ったのはFETでした。
モーターがロックする寸前くらいで回り続けていたのがマズかったんだと思います。

モーターはロックすると100A以上の電流が流れます。

市販のFETスイッチを含め、そんな大電流に耐えられる物なんてありません。

例えば、スペックシート上、260Aとかいう石もありますが、そんなに電流せません。そんなに流したら、FETの足が溶けてしまいます。
実際の所。せいぜい1石で20A程度です。TO-220パッケージのFETが流せる電流はその程度しかありません。
基板実装などをしている物は、基板のパターンや半田付け箇所等が多くなっているのでもっと厳しいかもしれません。

#スペックシートの値も重要ですが、その電流が現実レベルで流せるかどうかは別問題です。シリコンやパッケージが大丈夫でもFETの足や半田付け部分が、そんな大電流に耐えられません。FETの足は配線よりも遥かに細いのです。

今までの銃はすぐにバッテリーコネクタへアクセスできる物だったのですが、この銃「ダケ」今まで扱っていた銃のなか唯一簡単にアクセス出来ない物です。
偶々用意しておいた5円玉で急いでネジを外し、慌ててバッテリーを外しました。
それでも30秒は動いていたとは思います。
約10年ぶり壊れました。
慢心は禁物ですね。
大いに反省です。
そして、フェイルセーフの重要性を改めて実感しました。
今までの銃は全て、バッテリーコネクタへのアクセスがすぐに出来ていましたので、バッテリーコネクタを引っこ抜くというフェイルセーフがありました。
そういう事で、フェイルセーフが無かった「ばくおん!!」には本格的にフェイルセーフを実装する事にします。
ヒューズが云々という方も居ますが、ヒューズがあるからといってヒューズが切れてくれるという保障はありません。
ですので、

【ヒューズはフェイルセーフにはなりません】

ヒューズの目的は機器の保護です。

例えば、FETが壊れたからと言って、ヒューズが切れるだけの電流が絶対に流れているという事ではないのです。
ヒューズが切れずに動き続ける事も有り得ます。

FETは危ないという人も居ると思います。
ノーマルスイッチに比べれば危険率は上がりますが、機械スイッチだから大丈夫という事も無いです。
入れ歯が入ったまま、何らかの原因(中のスプリングが外れるとか、スイッチが焼きつくとか、トリガーが何かで固定されてしまうとか・・・)でスイッチがOFF出来なくなったら同じです。
そういう理由で、

バッテリーコネクタへ簡単にアクセス出来ない物は、何らかの形で強制的に電源ラインを遮断できる何かが必要

になります。
多分、今回の事が無かったら、真面目には考えなかった事だと思います。

モーターも焼け死んでいたりするので、モーターの調達も考えないとダメですね。
トルクが太くて消費電力の少ないと言われるHummer1100にでもしようか?
それともシステマの新しいヤツか?

どうも、S○Sとか、エ○メントのモーターは使う気になれないんだよね。

偏見だろうか?



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Posted by SFA公式 at 13:56│Comments(2)カスタム全般
この記事へのコメント
まさに正面で撃ち合ってました(そちらから見てやや左の奥。)ので、「あ、FETの暴走だ!」とすぐに分かりましたよ。(汗
HK416ショートストックはわたくしも使ってますので、あの構造ではバッテリーを引っこ抜くのは大変だというのも、すぐに思い浮かびました。
車や二輪車にあるキルスイッチみたいなものが必要ですかね。
Posted by なま at 2010年11月19日 20:38
あの時は真っ先にマガジンを引っこ抜きました(汗)。
久しぶり(10年ぶり位)にFETが死にました。
他の銃はすぐにバッテリーコネクタが抜けるのですが、このストックだけは(今まで所有した銃で唯一)バッテリーを抜くのに手間が掛かる物でして。
まぁ、大丈夫だろうと思っていたのが甘かったですね。
実はゲーム中にFETが死んだのは初めてだったりします。
一番確実に止めるにはパワーサプライを止める事なのですが、通常はバッテリーコネクタを外す事で実現しています。
HK416ストックはそれが出来ないので、ストックの外側に強制的に回路をオープンにする物を取り付けます。
いつの間にか、Ver3までアップ中(部品手配中)だったりしますが。
しかしまぁ、リポのパワーは色々な意味で恐ろしい。
80Aくらいを連続で流せるし、ピークでは本当に100A流せるんだもんな・・・。
Posted by きつねきつね at 2010年11月21日 00:12
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