2010年06月10日

FETのRdsの値

きつね@LiPo勉強中でございます。

実は、ある事をきっかけにLiPoバッテリについて本格的に勉強を始めました。
正しく使えば大丈夫ですが、正しく使えているかどうかを誰も教えてくれませんし、エアガンショップも本当に知っているかどうか、調べれば調べるほど、ここ最近になって非常に疑問になってきました。

・・・本当に判ってる???
専用充電器でバランス充電していれば良いとかそんなレベルじゃないんですよ?

放電時の方が遥かにヤバイ。


さてと本題。

FETの仕様書を見るとRdsにはTypとMaxの値があります。
通常はMax値が用いられます。
一番出来の悪い石でもこれ以上高くならないという値です。
保障されている性能ですのでこれ以上悪い値は出ないという事です。
これをTypで表記した場合、この値より悪い物(不良ではなく、バラつきという意味で)もありますので、性能の表記としてはウソとなってしまう場合があるからです。
Typで表記して良いなら、今使っている性能の良い方の石は1.4mΩ(Maxで表記してるので1.7mΩ)になります。

参考までに主に色んな所で電動ガンに仕様されているFETのRds値は下記の通りです。
大抵の場合Rdsの値はVgs10Vの時の値が表示されています。
ですが、電動ガンの場合、定格(8.4Vバッテリ)で使用している場合Vgsに10V以上掛かる事はまずありません。大電流を流すとバッテリー電圧も下がるので尚更です。


単位はmΩ ()内はTyp
【IRF1404】
10V (3.5) 4.0

【IRF3703】
10V (2.3) 2.8
7V (2.8) 3.9

【IRL1404】
10V (---) 4.0
4.3V(---) 5.9

【IRL3713 】
10V (2.6) 3.0
4.5V (3.3) 4.0

【IRLxxxxx】
10V (1.4) 1.7
4.5V (1.6) 2.0


気付いた方もいると思いますが、IRFは低電圧(10V未満)ではRdsが余りよくありません。というか仕様書に出てないのです。IRLは低電圧での動作も非常に良好です。
ぱっと見ではIRL3713よりもIRF3703の方が良さそうですが、7V付近での電圧ではIRL3713の方が良さそうな気がします。
7.2Vバッテリーなんか使ったら負荷が掛かった時の出力は6V台だろうから、IRLの方が有利なんだよね。
そんな理由でIRFは今は使っていません。


なんでRdsの話をしているかというと、ピストンコントロールFETスイッチでは低電圧側のRdsが重要だからなのです。







あ、あれ?IRL3713の在庫が6個しかない。

今月(も)金ないのにな。

どーしよう・・・。

諦めて注文するかorz。



タグ :FETスイッチ

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