2010年10月04日

そのリポの30Cってどの値の話?

なんで電動ガン用のリポバッテリーってC値を曖昧にするんだ?

その20Cは常用なのか、瞬間なのか、30Cは常用なのか、瞬間なのか、どっちなのかはっきりして欲しい。

ってここまで書いて、どうやら瞬間値の事を言っているらしい。

という事は私が使っているリポは40Cと言う事になる。

○T-○より優秀じゃないか。


きつねでございます。

多分何気なく見ているリポのC値ですが、この値とバッテリー容量はリポバッテリーを選択する場合に重要な値です。

何発撃てるとかレスポンスがどうこうとかそういうレベルの話じゃないです。

安全に関わる値です。


※実際にはレスポンスやサイクルに関する部分でも差が出る所でもあります。だから性能表示はバッテリーを選ぶ為の大切なデータとなります。

昔のニカドバッテリーやニッケル水素バッテリーの様に、容量を詐称して販売するような事などがあると、事故が起きる場合があります。

その事に関しては、メーカーは当然判っていると思います。

リポのC値には「常用」と「瞬間」の2つがあります。

『常用』は流しっぱなしでも大丈夫な値。

『瞬間』は短時間なら流せる値
(xx秒間ならこの電流を流せますという値)

C値×バッテリー容量=流せる電流


です。


例えば1000mAh30C-40Cの場合には常用30A、瞬間40AまではOKです。

さて、リポの場合、C値を超える放電を行った場合、最悪の場合、発火します。

ニカドやニッケル水素の場合には、安全弁等からガス抜きがされたので定格値を超えても破裂する事は稀でした。

リポバッテリーの場合、定格を超える電流を流すと、急速に電圧降下が起きます。

バッテリー容量が残っていても、関係なく下がります。

C値の値の表示は正確にして欲しいですし、その値が最大なのか常用なのかをはっきりして欲しいです。

そうしないと、性能表示になりません。

特に、ヘビーチューンしている人などは、小容量のリポバッテリーを使用している場合に定格値を超える可能性があります。

「わーい動く動く」

なんて喜んでいる場合じゃ無いかもしれません。




リポとニカドバッテリ



私がリポ導入にまで1年近くかかった理由のひとつに

「電動ガン用として販売しているリポの性能表示が良く判らないし、そのリポが自分のチューンに耐えられるかどうかが判らない」


という事がありました。

また、20Cというリポが、実は常用10Cで最大20Cとかいう物もありました。

間違っちゃいないけど正しくも無いような・・・そんな表示です。

バッテリーメーカーによって表示が違います。

例えば、私の使っているリポバッテリーも、常用30C、最大40Cなのですが、このC表示も、あるバッテリーメーカーは30C、別のメーカーでは40Cとして表示します。

同じ性能の物でも違うように見えます。(これが困った所)

特にエアガン業界のバッテリーは、瞬間と常用の両方のC値を表記していないケースが多い気がします。

使用するに当たって本当に必要な値を表示して欲しいものです。

リポバッテリーの事故多発で規制が掛かるなんて事が無いようにしないとね・・・。


  

Posted by SFA公式 at 22:05Comments(0) LiPo・LiFeバッテリ